昭和61年神戸大学整形外科に入局し、故広畑和志教授のもとで整形外科医リウマチ医としてスタートしました。大学院では、基礎医学を選択し、その後神戸大学から縁の深かったテキサス大学リウマチセンター、P. Lipsky教授のもとでフェローとして働きました。帰国後は関節外科を中心とした整形外科医として、関節リウマチの患者さんを診ました。開業前にはリウマチ専門病院でリウマチ内科の先生方と一緒に外来、病棟の関節リウマチ、膠原病の患者さんを診る機会があり良い経験となりました。
勤務医の時から関節リウマチの患者さんを診る機会に恵まれていましたので、開院後は地域のリウマチ専門医としてできることは何でもするという方針で診療しています。
日本リウマチ学会総会でも述べられていましたが、現在のリウマチ治療の目標は臨床的寛解となっています。そのためには、関節リウマチの活動性をタイトにコントロールすることが必要です。適切なタイミングで適切な薬を、適切な患者さんに使用することが重要とも述べられました。関節リウマチの治療に関し、次々とガイドライン、レコメンデーションも発表されています。
地域の開業医としては、最新のエビデンス、情報に遅れることなく、臨床的寛解を目標に診療しなくてはいけません。現実の診療ではなかなかガイドラインどおりにはすすみませんが、勤務医時代には出来なかった"患者さんがいつ来院しても私が診察する"ということが地域の専門医になり自由にできるようになりました。午後の診療も土曜日の診療もあり、私が診察します。何か不安なことがあれば患者さんにはいつでも電話をしてもらい、お話をすることができます。もし通院が困難になったときは、定期的に訪問診療を行います。緊急時には患者さん宅に往診します。
大病院では困難になってきた通院でのリハビリテーションがクリニックでは可能です。通院が困難な患者さんには、理学療法士を当院より派遣し訪問リハビリテーションを行っています。これらのことは勤務医の時にはとても出来ませんでした。
タイトなコントロールは勤務医のときより出来ると考えています。関節リウマチの患者さんは、呼吸器などの合併症も多く、骨折や人工関節の手術のため入院治療が必要になることも少なくありません。
日ごろから周囲の病院診療所の先生方と連携し協力して診療することも、クリニックに通院していただく患者さんのために必要と考えています。
最新の筋力増強機器・温熱療法治療機・光線療法治療機・装具治療のほか理学療法士、メディカルトレーナーが患者さんの痛みを緩和し、よりよい日常生活動作が獲得出来るよう治療を心がけています。